2017年9月21日木曜日

ラブファンタジーは苦難。その22。


またこのフォーメンションかよ…。

チェックアウトを終えた谷崎ファミリーのご厚意で、私は谷崎ファミリーカーに乗せて頂くことになりました。しかしそれは大変有り難いことなのですが、座る位置といいますか、指定を受けた席に、また私は絶句してしまいました。と言いますのも、昨夜の布団のフォーメーションと同じく、私が促された席は、三人がけの後部座席の真ん中。またも私は、谷崎兄妹の間です。

いえ別に、車内の席に文句があるわけではないのです。限られた車内の後部座席に三人が乗車するわけですから、ある程度の忍耐は当然覚悟しておりましたし、私がある意味VIP席である真ん中に座るであろうことは、重々承知しておりました。

しかしですね…しかしですよ…ご厚意で乗せて頂くのだから不満を申してはいけないのですが…、このVIP席めっちゃ狭いんですよ。だから隣との密着度がハンパないわけで。常に肩が触れているわけで。終始体を縮こませて小さくなっていないといけないわけで。

だから何故そんな席で谷崎妹は、私に腕を絡めて圧迫感を更に与えてくるの?

これには、リアルに参りました。ごくたまに仲良しな小学生の女の子同士が、腕を絡めながら、もしくは手を繋ぎながら歩いているシーンを目にしますが、まさか大の大人が、しかも全く親密でもない間柄の私に、何故谷崎妹が腕を絡ませてくるのか…。細い腕が逞しい私の腕に絡んだ瞬間、当初私はわけがわからず、え?ちょ…え?と目ん玉がぶっ飛びそうでした。

しかし谷崎ファミリーは、誰もこの一件を気に留めていないようでした。昨晩、あれだけいびきの騒音を奏でていた谷崎さんは夢の中ですし、お父様とお母様はこの後立ち寄るお昼ご飯のお話中でした。

窮屈な車内のVIP席で小さくなってる私は、更に腕を絡ませてくる谷崎妹のおかげで密着度を感じながら、隣で爆睡している谷崎さんに、もうなんとも言えない感情が生まれていました。

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