2017年8月21日月曜日

ラブファンタジーは苦難。その13。


普通に家で乙女ゲームして悶えていた方が、幸せだったかもしれません。

一体何が悲しくて、温泉デート最中に、彼氏のご家族と合流しなければならないのでしょうか。

谷崎さんと一緒に谷崎さんのご家族の客室に向かっている間、私は私の全体重をかけて、後ろから谷崎さんを捻り潰したい気持ちでいっぱいでした。谷崎さんは「俺は家族に今回の旅行のことを何も言っていない」とおっしゃっていましたが、やはりどうしても私は、「どっかから情報もれてんじゃねーの?例えば壁掛けカレンダーに予定書き込んでないか?」としか思えませんでした。本当に偶然かもしれませんが、いくら偶然だと言い張られても、そんな都合のいい奇跡的な偶然なんて、起こるはずがありません。谷崎さんに非はないとはいえ…非はないとはいえ!!この行き場のない感情をどうすればいいのか、情けなく感じました。

自分の背後で、私が恨みつらみを抱いていることなんて気付いてすらいない谷崎さんは、ふととある一室の前で立ち止まりました。そして谷崎さんは…ドアをノックしました。

「いらっしゃーい、本当に偶然ねー。さあ、早く上がって!!」
「なんでお母さんがこの温泉にいるんだよ…」
「だから何回も偶然だって言ってるでしょ?ふみよさんも遠慮しないで上がって、うちのお部屋、すごく広いから!!」

有無を言わせない強気な攻めの姿勢の谷崎さんのお母様に、強引に促された私と谷崎さんは、恐縮ながら、谷崎さんのご家族が宿泊される客室に上がらせて頂きました。玄関の先を見て…驚きました。和室と洋室が一緒になった和洋室のお部屋は、広く、とても家族三人で宿泊するお部屋の広さとは、思えませんでした。またお部屋には、客室露天風呂も完備されており、玄関先からでも露天風呂から湯気が立ち上っているのが見えました。

「このお部屋6人部屋なのよ、だからあなた達も一緒に泊まっていきなさいよ」
「それいいじゃん、お兄ちゃん泊まりなよ」
「それはいいね(谷崎さんのお父様)」

………。

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