2017年7月30日日曜日

ラブファンタジーは苦難。その7。


最初は大浴場を望む乙女心を察して。

「お風呂ならお部屋についてるけど?」
「…」
「露天風呂から綺麗な夕焼けが見れるって言ってたし…」
「えっと…」
「もしかしてお風呂嫌いだった?」
「そんなことは!お風呂大好きです」
「?」
「夕食を頂いてお酒を飲んだ後に大浴場へ行くと危ないですし…」
「…」
「それに夜は大浴場混みますから今のうち行った方がいいかなと…」
「あ、そうだね!確かに夜混むよね。今大浴場行った方がいいよね」
「…」
「ふみよちゃん、先のことよく考えてるね!」

あっさり大浴場行きを了承してくださった谷崎さんにほっとしつつ、私はお風呂セットを用意することにしました。最終的にお部屋の露天風呂に入ることになるであろう今、悪あがきかもしれませんが、とりあえず何とか大浴場を死守できたことは、私の中で非常に大きな勝利となりました。

お部屋の露天風呂では、様々なシチュエーションやアクシデント、コンディションやハプニングなどに神経を尖らせていないとならないため、おそらく心身ともに湯を堪能することは不可能だと思います。せめて大浴場のお風呂だけは、制約なく味わいたい気持ちもありましたし、露天風呂内でのイベント発生に向けて、最終乙女メンテナンスもしたかったわけです。本当に谷崎さんが、すぐに大浴場行きを受け入れてくださって、心底安心しました。

お風呂セットを持って大浴場の入り口まで行った私と谷崎さんは、「1時間半後に入り口横の自販機に集合」という約束を交わしました。当初は1時間後の予定でしたが、「俺もう少し入りたいし、女の子は色々時間かかると思うから、ゆっくりでいいよ」とおっしゃってくださったので、30分延長という形になりました。谷崎さんのお心遣いに感謝しつつ、お別れし、大浴場へと入場しました。ついに私はようやく、至極のお一人様バスタイムを手に入れたわけです。

しかしですね…。私はまた、やらかしてしまいました。

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