2017年7月17日月曜日

ラブファンタジーは苦難。その3。


確かに、カラダを夏にしてカゲキに行こうと覚悟決めましたけど…。

「え?!お部屋に露天風呂が付いてるんですか?!」
「うん、露天風呂付きのお部屋だよ!残り一部屋だっていうから、慌てて予約したよ。本当、ラッキーだったね」
「…」

「二人の距離をぐっと縮め、素肌で感じるJUST IN LOVE的な温泉デート」当日。

某駅の改札口前で谷崎さんにお会いし、早速事前に予約しておいた特急電車に乗り込んだ私は、席に着くなり谷崎さんの衝撃の一言で、鼓膜をブチ抜かれました。露天風呂付き客室…?なにそれ?聞いてないんだけど…。朝食に購入した駅弁の包みを広げて、「ウェーイ!シューマイ入ってる!ふみよちゃんにもシューマイあげるね!」と、テンション上げめな谷崎さんを呆然と眺めながら、私は突発的に、自分の中心がキュッと強く摘まれる感覚を味わいました。

ありがたいことに今回の旅行の手配は、全て谷崎さんがしてくださいました。もちろん道中の計画などは一緒に相談しましたが、お部屋のことは「普通の和室を予約したよ」とだけ伺っていたので…。今初めてこの場で、今宵の舞台が露天風呂付き客室だと、知ったわけです。

何故お部屋の予約を、お言葉に甘えて全て谷崎さんにお任せしてしまったのだろう。幕の内弁当的な駅弁の包みを開けようにも、手に力が入らず、私は震えで手元が狂いっぱなしでした。お風呂は当然大浴場を利用すると思っていたので、まさか露天風呂付き客室で一緒に魅惑のバスタイムの…なんて、考えもしませんでした。

露天風呂付き客室って…つまりはアレ…やっぱり一緒にお風呂に入るってことしかないんですかね…。まあね、確かにね、カラダを夏にしてカゲキに行こうと覚悟決めましたけどね…。でもその覚悟は別の感じのアレで、一緒にお風呂に入る覚悟ではなくて…。えっ…私は谷崎さんと一緒にお風呂に入るの…?この…体で?明るい照明の下で、この醜い素っ裸をダイレクトに晒す…のか…?無理無理無理!!!!!いや落ち着いて、ふみよ。まだ何も言われたわけじゃないから大丈…。えっ…え?!マジで?個人的に露天風呂を利用するって方向はダメなの?客室露天風呂って絶対に一緒に入るものなの?うそでしょ?

「楽しみだね!夜の食事は何かな〜」
「…」

そうか…。温泉デートってこういうことなんだ…。

ブログランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ

  

0 件のコメント: