2017年6月22日木曜日

腐がバレた日。その17。


過去最大級の羞恥心に苛まれた所為か、私は急性胃腸炎になりました。

自身の道外れた腐が満遍なく詰まったDVDを、谷崎さんと一緒に観る…?

考えれば考えるほど全身がゾッとし、神経が崩れかける上に胃痛で体調が崩壊する程、私は谷崎さんとのボーイズラブ鑑賞会を、全身で拒否していました。基本的に私はボジティブデブですから、何事も笑って跳ね飛ばせる強さがあるはずなのです。しかし今回は、内容が内容だけに、笑ってやり過ごせる程、大人になりきれませんでした。

谷崎さんから「初心者でも大丈夫なヤツを観よう」と承りましたが、ディープでマイナーな二次元世界に何一つ免疫がなく、二次元=友情、努力、勝利の、王道週刊少年ジャンプ思考の谷崎さんには、爛れた腐女子の破廉恥思考を、理解できるわけがありません。本当は、腐女子の神聖で背徳感溢れる世界に、踏み込んで欲しくもありません。とはいえ、もうそんなことも言ってられないので、泣く泣く、ボーイズラブ入門編らしきDVDをセレクトしました。しかしいくら入門編といえども、所詮はボーイズラブですから…ね、然るべきシーンは当然あるわけです。

そんなことをグダグダ悩んでいる間に、とうとう谷崎さんとの鑑賞会の日がやってきてしまいました。

谷崎さんとは、私の家の最寄駅の改札前で待ち合わせをしたのですが、心なしか谷崎さんの表情は、初っ端から緊張と困惑でいっぱいいっぱいに見えました。谷崎さんの持ち前のパリピ感溢れる「ちわーっすスタイル」は、完全封印されており、代わりに、ビジネス臭が漂い過ぎて、初対面的に感じる「こんにちは」のみでした。

「こんにちは…今日はありがとうございます」
「いや、大丈夫です」
「…」
「…」
「…うちにはビールとウィスキー、ラムしかないのですが、何か買いましょうか?」
「ありがとう、大丈夫です。俺も、色々買ってきたから」
「ありがとうございます」
「気にしないで」
「お腹空いてませんか?何か買って行きますし、簡単なものならうちにありますけど…」
「ありがとう。けど、用意も洗い物もふみよちゃんにさせるの悪いから、宅配ピザとかどうかな?」
「洗い物は別に大丈夫です…」
「うん、ありがとう。でも準備とか気にしないで食べれる物にしよう」
「わかりました。ですがせめて、サラダなどの箸休め的な物は用意させてください」

ぎこちない会話で様子を伺いながら、私は谷崎さんを自宅へと招きました。

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