2017年1月5日木曜日

お母さんは心配症。谷崎さん その19。


女子力高めの毛皮で着飾り、狩りに備えて爪を研いでいる看護師仲間達は、殿方の前では皆何故か、カシオレでアルコールへのか弱さを演出しています。

どうやら私はまた、やらかしてしまったようです。

「ふみよさん、お酒マジつえーっす。マジ最高っす」というお言葉を谷崎さんに頂いた瞬間、女性として、乙女として、淑女として、レディーとして、私は本当に底辺で死すべき存在なのだと悟りました。

普通、殿方をハントすることに命かけている血走った乙女であれば、「マジつえーっす」と殿方から太鼓判を押されるほど、お酒を飲みませんよね。しかし私は、淑やかに振舞うべき要所要所で、谷崎さんに持ち上げられるがままにグラスを重ね続け、ついにビールの早飲み最新記録を叩き出すという、ミラクルを連発させていました。一体どうしてこういうことになったのか、わかりません。

本当は可愛らしい乙女達のように、途中からカシオレにシフトチェンジしようって思ってたんです。ビールは乾杯の時だけって、決めてたんです。今夜は大黒摩季氏の歌詞に登場するアレな女性ではなくて、西野カナ氏の歌詞に登場する常に震えている感じの、別の意味で痛い女になろうって、頑張ってたんです。口元を押さえて笑うために、花柄ハンカチをスタンバイさせてたんです。

しかし結果は…調子に乗って早飲みを爆発させただけという、謎の会となりました。私は日々自分は、「一応生物学的に辛うじて雌として分類して頂けているとはいえ、ベンチにすら上がれない補欠的な性」と思って生きております。しかしこの時ばかりは、雌として分類して頂けていることが、本当に申し訳ない気持ちでした。誰をも満場一致で幻滅させる破壊力を持ち合わせている私ですので、キャラ取り繕いすぎても仕方ないですが、だとしても、失格です。

お手洗いで私が破裂寸前の膀胱と、自身の振る舞いを戒めている間に、谷崎さんはスマートにお会計を済ませてくださっていました。

「え?何言ってるんすか!女性に出させるわけないじゃないっすか!」

HAHAHAH…とほろ酔いでニコニコされている谷崎さんに、一応女性として扱って頂けていることに感謝でいっぱいでした。しかし再び谷崎さんから「いやー、ふみよさん、ほんっとマジでお酒つえーっすわ。すげーっすよ。マジ尊敬」と言われてしまい、私は羞恥心のあまり、繁華街を絶叫しながら爆走したい衝動に駆られていました。

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