2018年7月3日火曜日

ミセスは未定(仮)。その21。


6月9日の午後、私は谷崎家という法廷に出廷致しました。

ちょうどその日の朝まで夜勤だった私は、夜勤後、どこでもドア並みのスピーディーさで帰宅しました。本当は少しだけでも仮眠を取ろうと思いましたが、夜勤後特有の興奮と、数時間後に目の前に立ちはだかる強敵達を思うと、横になることができませんでした。

入浴を終えたズボラ発動中の私は、全裸で炊飯器に納豆とツナ缶とごま油をぶち込んで、杓文字でごはんを掻き込み(本当に下品で女子力どころか人として人格を疑われるレベルですが、夜勤明けはこのスタイルで食事をすると、一番穏やかな気持ちになれるのです)、私の勝負下着の原点である綿100%のキャラクターパンツを着用。婚活開始以降、必死で頑張って、下着としての機能を全く果たさない、ヒラッヒラのペラッペラでスケッスケな下着を着用していましたが、アレを穿くと決まってVIOラインのどこかに粉瘤ができるので、もう下着に何かを見いだすのはやめようと思いました。

心が荒れ果てるであろうことは必須でしたので、安心感第一のゴム仕様のスカート、そして無難なジャケットとシャツで出発しました。淡々と回想してはいますが、実際この時の私は、メンタルが病んでいたと思います。谷崎家の、特に谷崎さんのお母様のことを考えると怖くて、とにかく自分を奮い立たさなければ、足元から崩れて二度と這い上がれそうになかったので、「どんなに他人からブスだと言われ嘲笑され続けても、笑って流してこれたんだから、今回も大丈夫!終わったらラーメン二郎に行こう!」と、自分で自分に声援を送り続けていました。

「電車に乗った?駅に着いたら連絡して、迎えに行くから」

電車に乗っていると、谷崎さんからそう連絡が入っていました。私はそれに対して「今乗りました。また連絡致します」と返信しました。そして目を瞑りながら、谷崎家というアウェイな法廷で、自分が主張したいことを脳内で唱え、リピートアフタミーを繰り返し。面と向かって谷崎さんとお別れしたいことを伝えなければ、私の今後の人生は崩れるかもしれないと思いながら。

「ふみよちゃーん、今日は来てくれてありがとう」

谷崎さんのご実家の最寄駅に到着した私を、笑顔の谷崎さんが迎えてくださいました。谷崎さんにとってのホーム故の安心感でしょうか。私の「お別れしたい」という気持ちをご存知のはずにも関わらず、どことなく余裕を感じる谷崎さんに、不謹慎ながらもゾッとしてしまう自分がいました。

ブログランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ

  

0 件のコメント: