2017年12月3日日曜日

それはちょっと困ります。その21。


やっぱり私は根本的に、愛され彼女の素質はないのだと思います。

「この間はお母さんが掃除してくれたんだけどさ、何故かすぐに汚くなるんだよね」

大の大人の男のお部屋を、お母様がお掃除…。

「ふみよちゃん、掃除してくれないかな?俺、掃除あんまり得意じゃないからさ」

掃除は得意不得意でするものではなくて、人間として営むためのものであって…。

「ふみよちゃんは看護師さんだから、なんていうか、人のお世話っていうか、そういうの得意でしょ?やってくれるとすごく嬉しい」

仕事とプライベートは別なわけで…。

「まあでも俺的にはまだ大丈夫な方だと思ってたんだけど…確かにちょっと綺麗ではないね。だからお願い!掃除して?」
「ここは谷崎さんのお部屋なので、私が掃除をするわけには…」
「まあそうなんだけどさ。でも俺別に見られて困るものないし、部屋いじられても全っ然平気だし、むしろ歓迎だから、そこらへんは気にしなくていいよ」
「いえそういうことではなく…(そういうことを言ってんじゃねーし!!!)」
「昔の彼女は喜んで掃除してくれたけど…ふみよちゃんは違うのか」
「…(だから私は昔の彼女じゃねーって言ってんだろ!!!)」
「とりあえず食べよう」
「…谷崎さんのお部屋なので、谷崎さんがいいのであれば、掃除する必要はありません」
「まあそうなんだけどさ…」
「ですが…自分の部屋なのに、当然のように彼女に掃除をお願いするのは、違うと思います。お手伝いをすることはできますが、他人に頼りっぱなしではなく、谷崎さん主体で掃除をしなければならないと思います」
「…」
「そして私は昔の彼女さんではありません」
「…ふみよちゃん、どうしたの?そんなにはっきり言うなんて、らしくない…」

谷崎さんと仲良く交際していきたいのに。せっかく前進したと思ったのに。ちょっとした言動で摩擦が起きてしまうのは、どうしてなのでしょうか。亀裂が走ってしまう理由は、「嫌なことは、はっきり言わなければ」と、溜め込まずに主張することを決意した私が原因なのでしょうか。以前のように、ぐっと堪えて我慢して、谷崎さんに沿うように行動すれば、揉めないのでしょうか。

谷崎さんの顔色が変わってしまった途端、私はまた心がざわつき、動揺し、冷や汗が吹き出しました。

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