2017年11月23日木曜日

それはちょっと困ります。その18。


谷崎さんから正式に、ご自宅へのお招きを受けました。

谷崎さんのご自宅といっても、まさか例のパワフルマザーがいらっしゃる、谷崎さんの実家ではありません。正真正銘、谷崎さんがお一人で住まれている、ご自宅です。

アポなし突撃訪問からの朝食ビュッフェを終えた日の夜、谷崎さんから「もしよかったら、今度の休みにうちに来ない?きちんと話をしよう」とお誘いを頂きました。今までは私が話し合いの機会を設けようと必死でしたが、その度に既読スルー攻撃を受けていました。しかし今回は谷崎さんからそう申し出てくださったので、私はすごくほっとしました。もう衝突するのは、ごめんです。

早速谷崎家訪問にあたり、当日超早起きして人気パン屋さんに並びました。そして開店と同時に即完売という幻のパンを、手土産として購入致しました。 それから急いで帰宅して、乙女的メンテナンスを開始。所謂お家デートということで、きちんと感がありながらも少し抜け感を大事にしたファッションを予定していたのですが、結局私が抜け感を重視したワンピースは別の意味で抜け感がありすぎてデブスには卑猥だったので、無難な洋服に収まりました。

「ふみよちゃーん」
「お待たせしてごめんなさい」
「来てくれてありがとう。あれ…その袋人気のパン屋じゃない?」
「はい。谷崎さんがお好きだとおっしゃっていたので、今朝買ってきました」
「ちょ…マジで?ありがとう。大変だったでしょ?早速コーヒー淹れるわ、とりあえず上がって!」

この間まで摩擦があったとは思えない、順調なスタート。私はいらぬ心配で張り詰めていた気持ちが解けていくのを感じて、ほっとしました。そして無事に谷崎さんのご自宅に上がって…私は目の前に広がる現実に、ただただ呆然とするしかありませんでした。

男の一人暮らしなんてこんなもんよ、と言われてしまえば、返す言葉もありませんが…。

谷崎さんのご自宅からは、「腐」しか感じませんでした。床は足の踏み場もない程、超絶散らかっており、ペットボトルや飲みかけの瓶は散乱、まるでタンスが嘔吐したかのように中身がブチまけられ、シンクや水回りは、とにかく死を覚悟する汚さと謎の匂いと共に大渋滞…まさに汚部屋状態でした。

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