2017年11月7日火曜日

それはちょっと困ります。その13。


 存外私は、自分勝手で自己中なのかもしれません。

「だからそういう態度と言い方が、余裕に感じるんだよ…」
「余裕ないです…」
「そういう淡々とした言い方されると、すごい余裕感じるんだけど」
「淡々と言っているつもりはないのですが…ごめんなさい」
「普通はさ、もっと焦ったり、慌てたりするもんじゃない?」
「今回谷崎さんと揉めてしまったことで、私はとても焦っています…」
「でも俺にはそう感じない。必死さを感じないし」
「必死さ…ですか?」
「うん、もっと目に見えて落ち込んだり、何としてでも、例え連絡がなくても、全てを投げ出してでも、一刻も早く会おうとするものじゃないかな?」
「…恋人から連絡をシャットアウトされていても、普通は会いに行くということですか?」
「俺はそう思う。結局俺が今日会いに行くまで、ふみよちゃんは来なかった」
「全てを投げ出してでも恋人に会いに行くのは…何だか違う気がします」
「だから余裕を感じる」
「谷崎さんは、私から動くのを確かめるために、故意的に連絡を無視したということですか?」
「そういうわけじゃないけど…」
「私は連絡を無視されている状況で、会いに行こうとは思えません」
「昔の彼女は皆そうだったし、俺もそれが普通だと思ってる」
「…」
「本気で仲直りしたいなら、連絡を無視されても会いに行くものじゃない?」

そう谷崎さんに言われた瞬間、私の対応が間違っていたのかなと思いつつありました。どんなに連絡を無視されても、既読スルーでシャットアウトされた状況でも、すがりつく思いで会いに行く。これが恋人というものなのかもしれない、そう感じつつありました。

「これからはこういうことがないように、お互い合鍵を持ち合おう」

しかし…本当にそういうものなのでしょうか。谷崎さんのおっしゃっていることが、わかるようで、でもやっぱりわからない私は、納得できませんでした。

「谷崎さんのことは大事だと思っていますし、今回の揉め事で、私はとても不安になり、一刻も早く話し合いの場を持って、仲直りしなければと思っていました」
「でも俺はそれを感じなかったし、合鍵を拒否られたのもショックだった」
「努力はしますしそのつもりで精進しますが、私には何もかも谷崎さんが望まれる行動はできません。拒絶されているのに会いに行くメンタルは、ありません。私は谷崎さんの拒絶を、考える時間が欲しいから連絡しない、という意味だと解釈していました」
「俺はふみよちゃんに会いに来て欲しかった」
「察することができず、ごめんなさい。でも言って頂かないと、わかりません」
「…ふみよちゃん」
「今回のことで、合鍵を持ち合う必要がないなと改めて感じました…」

もし、お互い、精神的に自立した本当の意味での大人でしたら、私は合鍵を持ち合うことに頷いたかもしれません。しかし私は、彼氏の気持ちを理解できない未熟者ですし、谷崎さんが望まれるような、何を投げ出してでも、恋人に会いたくて会いたくて震えている関係には…尚更合鍵は必要がない気がしました。例えば将来を見据えての合鍵でしたら、納得できたかもしれません。今後に備えて、夫婦としてシミュレーションし、意識を高め合おう的な目的があれば、私も前向きに考えたと思います。

でも、ただ会いたいからという理由だけで合鍵を渡すのは…違う気がしました。

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