2017年10月13日金曜日

それはちょっと困ります。その5。


自分の容姿に可愛げがないことは自他共に認める事実ですが、まさか毎晩乙女CDで乙女力を養っているにも関わらず、心にも可愛げがないとは…思いませんでした。

「ふみよちゃん、俺に会いたいって思うことないの?」

これは結構、ヘビーな質問でした。

谷崎さんに会いたいなと思うこと、もちろんあります。例えば、谷崎さんがお好きな物を目にした時に、「今度一緒に食べたいな」とか、同僚と外食したお店がとても美味しかった時は、「次はこのお店で会いたいな」など。周囲に気持ち悪るがられるため、あまり大きな声では言えませんが、悪い意味で破壊力があるデブスの私も、彼氏に対して一端のときめきは持っています。

ですが今回の谷崎さんのように、「突発的に会いに行きたいと思う会いたさ」は持ち合わせていないかもしれません。 会いたいと思っても、「次回会えるからその時に」と思いますし、ましてやアポなしで、自宅前で待ち伏せor突撃ランデブー的な感情や行動力も、ありません。何もこの突発的な行動を非難しているわけではなく、あくまで私はないということです。

「会いたいと思う時、ありますけど…」
「だったら合鍵持とうよ」
「ですがいくら合鍵を持っていようと、谷崎さんが不在の時に、谷崎さんのご自宅に上がろうとは思いません」
「なんで?お互い家で待ってればいくない?」
「家主が不在の家には、上がりたくありません。落ち着かないです」
「ふうん。で、その逆も嫌なわけね?」
「はい…」

私は、間違ったことを言っているのでしょうか。少しきつい言い方をしてしまったでしょうか。谷崎さんの表情が苛立ちや怒りに満ちているので、私は自分の言動に後悔しつつありました。もっとオブラートに包んでやんわりと言えばよかったのか、でもこの間「言う時ははっきり言う」と決意したし…。

彼女として可愛げがないことを申していることは、重々理解しています。ですが恋人関係と言えども、メリハリと言いますか、オンオフは分けたいなと思いますし、大事なオフの環境は、たとえ恋人であっても踏み込まれたくないのです。

「今日は帰るわ、夜勤明けに邪魔して悪かったね」

私が止める間もなく、谷崎さんは玄関を出て行ってしまいました。ここで追いかけて謝罪すればいいと思うものの、私は一体何に対して謝罪すべきかわからず、結局谷崎さんを追いかけることはできませでした。ただ、谷崎さんと衝突してしまったことがすごく嫌で、思考が真っ白になっており、気持ちが呆然としていました。

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