2017年9月1日金曜日

ラブファンタジーは苦難。その16。


もし私が谷崎ファミリーに入会したら、皆でお風呂はマストになるのかな。

谷崎ファミリーからは(特にお母様)、「根性のないヤツだ」と思われてしまったかもしれません。谷崎ファミリーの客室から尻尾を巻いて秒で逃走した私は、大急ぎで自分の客室に戻ってきました。部屋のドアを厳重に完全ロック後、とりあえず荒れ狂った気持ちを落ち着けるために、冷蔵庫に忍ばせておいたロング缶ビール2缶を一気飲みし、一体何のカモフラージュかは自分でも不明ですが、超絶ダサいパンツと一緒に購入したお土産用のお菓子を、口の中に放り込みました。

ふとスマートフォンを見ると、谷崎さんから着信が一件入っていました。 不在着信の時間から、おそらく私が谷崎ファミリーの客室を飛び出した瞬間に、谷崎さんは私に電話をかけてくださったのでしょう。不在着信から既に20分が経過しており、その間一度も谷崎さんから着信がないので、もしかしたら今谷崎さんは露天風呂に入られている…かもしれません。

私の勘違いかもしれませんが、谷崎ファミリーの皆さんは、本当に私を歓迎してくださっている気がします。少々ぶっ飛んだ言動などはありますが、お母様は親切でお優しいですし、お父様はユーモアに溢れていらっしゃいますし、妹さんは私を慕ってくださっているように感じます。もちろん谷崎さんも、素晴らしい方です。

しかし先ほどの「皆でお風呂」の一件は、どうにもヘビーだなと感じてしまいました。
もしあの場にいるのが女性だけなら、私はもちろん露天風呂に入っていました。 気は進みませんがせっかくのお誘いですから、私は入っていたと思います。

しかし今回は、お父様と谷崎さんが…いました。本来であれば、取り立ててどうこう言うべき案件ではないのかもしれません。単に私が、甘えているだけなのかもしれません。交際の先にある結婚とは、こういうことなのかもしれません。

そうは言っても…ね。私の思考をはるか上回るイベントすぎだよ、これは。

どっと疲れが押し寄せて頭痛がひどくなってきた私は、お風呂に入る気力が出ず、壁に寄りかかって身を任せていました。頬を壁にくっつけていると、隣室からは楽しそうなキッズ達の声が聞こえてきて、それが何だか無性に羨ましくて、あんなに谷崎さんとの旅行を楽しみにしていた気持ちが薄れていく瞬間、少しだけ泣きたくなりました。

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