2017年5月14日日曜日

腐がバレた日。その4。


歯の隙間に挟まっていた唐辛子に気づかずに、私は全開で笑っていたと思います。

唐辛子の辛さと山椒の痺れが最高に美味しい激辛ラーメンは、私の食欲をかなり刺激し、更なる高みへと引き上げました。お米が食べたい、そう強く思ったのです。ラーメンは主役でもあるが基本おかず…という考えの私は、どうしてもラーメンにライスはマスト。ラーメンとライスは、永遠のバディだと思っています。ここは欲求に正直になって、ラーメンと一緒にライスをひっかけとくか…と、デブの嗜好が顔を出してきましたが…、しかしここでライス大盛り(小盛りをオーダーするという概念はありません)をオーダーするのは、やはりデート中の乙女としてどうなのだろう…という葛藤が、私の中でありました。

しかしですね、何故か谷崎さんは、そんな私の願望を、瞬時に察してくださるのですよ。私が卑しい気持ちで厨房の大きな炊飯器を眺めていると、谷崎さんは「あ、ライスオーダーするの忘れてた。俺頼みますけど、ふみよちゃんはいる?」と、何故か私の欲求をスマートに汲み取ってくださいました。そして私が返事を終える前に、「すいません、ライス大盛り二つお願いします!」と、またしても「ちぃーす」のポーズで、チャラめにオーダー。私は無事に、ラーメンをおかずに、ライスを掻き込むことができました。。

「ラーメンにはご飯っすよねー!」
「はい、もちろんです!」
「やっぱ、ふみよちゃんの食べっぷりいいねー!見てるこっちが嬉しくなるよ」
「そうですか?」
「うん、なんでも美味しそうに食べるから、一緒に食べてて楽しいよ」

ライスにブラックペッパーをかけて食べている谷崎さんは、いつもよりも最高に男前でした。

激辛ラーメン店で昼食を終えた後、谷崎さんと私は映画を観るため、映画館に向かいました。ラーメン臭が気になる私は、谷崎さんに気づかれないように、ブレスケアを20個一気食いをし、レモンミントの香りで一時的にやり過ごしましたが、正直自身の激臭で谷崎さんが失神されないか…心配でした。

とりあえずチケットを購入する前に、お互いお手洗いに行き、メンテナンスをすることにしました。数分後、私がコンディションを整えて、待ち合わせ場所に戻ったのですが、谷崎さんはいらっしゃいませんでした。おそらく時間をかけてメンテをしているのだろうと思い、私は谷崎さんがいらっしゃるまで、超刺激的クール系ガムを噛んで、爽やかブレスを演出することにしました。お手洗いで歯磨きをしてきたとはいえ、パンチの効いた激辛ラーメンを平らげた後ですから、念には念を、です。

しかしそれから20分程待っても、谷崎さんは一向に姿を現しませんでした。

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