2017年5月10日水曜日

性癖がバレた日。その3。


激辛では鼻水も汗も噴き出しませんが、緊張では脇汗が活発でした。

「ふみよちゃんは、どのくらい辛いの大丈夫?」
「結構辛いの大丈夫です。デスソースとかは普通に問題なく…」
「マジすか?超すごいっすね!!じゃあ、辛さのレベルは、マックスいっちゃいます?」
「ちょっと自信ないので、少し抑え気味で…」
「了解っす!山椒と唐辛子は抑え気味でいくけど、辛めでよろしくってことっすね!!」

またいつものように、「ちぃーす」のポーズで、チャラめにラーメンをオーダーしてくださった谷崎さんの今日のファッションは、ジーンズにポロシャツ、そして首にはよくわからないチェーンという、シンプルな装いでした。

しかしこのシンプルファッションが、かなりハイレベルでして、なんとポロシャツが完全純白のホワイト。ホワイトですよ?今から私たちは、ただのラーメンではなく、激辛ラーメンに挑むわけで…。一体何故、これから赤い汁が飛び散る激辛を食べるという時に、超難易度高いホワイトをセレクトされたのか…私にはかなり謎でした。

ですが谷崎さんは、さすがの谷崎さんでした。ラーメンが到着した瞬間、「マジヤバイっすね!やっぱいつもヤバイな〜。ありがとうございます」と店員さんにおっしゃった後、谷崎さんは恐れることなく、レンゲでスープを啜りました。そしてスープを十分に味わった後、絶対に飛び散るであろう赤い汁を物ともせずに、一気にラーメンを啜られました。

きっと谷崎さんのホワイトポロシャツには、微かに赤い模様が浮かんでいるはず…と思った私は、ふうふうしながら、谷崎さんのホワイトポロシャツをチラ見しました。私のチラ見は、物欲しそうな目だったのでしょうか。「どうしたの?俺のラーメン欲しい?」とおっしゃった、谷崎さんの周囲を微かに飛んでいる赤い汁は、何故か谷崎さんのホワイトポロシャツを完全にスルーしていました。

そうです。谷崎さんのホワイトポロシャツには、何一つシミがついていないのです。

すごい…。ホワイトポロシャツを汚さずに食べる谷崎さん、すごい。私は自身の一張羅に飛んでしまった小さな赤いシミを、こっそりハンカチで押さえながら、そう思いました。かなりレベル高めにラーメンを啜って、手を合わせて「ごちそうさま」とおっしゃる谷崎さんに、私は心底尊敬の気持ちを抱き始めました。

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