2017年2月7日火曜日

お母さんは心配症。谷崎さん その30。


恋愛というものは、男女交際というものは、「胸が熱く震える程のミラクルな殿方」としか、してはいけないものだと思っていました。恋心以上に上回る、邪心や下心で相手と契りを結ぶのは、マナー違反。そう思っていました。

女として一度も旬がなかった36歳デブスの分際で、お前は何を言っているんだという、非難を浴びるだろうことは、重々承知の上で申し上げますが、私は谷崎さんに、燃えるような恋愛感情を抱いていません。谷崎さんは大変男前で素敵な殿方だと思っておりますが、それが胸を震わす恋なのか言われると…そうではないと思います。ですから、谷崎さんの真剣なご好意を受けた私は、純粋に嬉しかったという感情以上に、「やべー!!ついに私も来年にはバージンロードか?!フォー!!」の方が勝っていました。

踊り狂うなり飲み狂うなりの狂乱に興じて、一頻り勝者の余韻に浸った後、今の自分は、谷崎さんのご好意を、穢れのない真心で受け止めているのではなく、千載一遇の好機という、邪な気持ちで捉えていることを痛感しました。

このような気持ちで谷崎さんのご好意を受けるのは、谷崎さんに失礼だ。そう感じた私は、色々と惜しいとは思いつつも、谷崎さんと交際すべきではないと、結論を出しました。青い春の中で生きているわけではないこの年齢で、今後、穢れなき恋心を育める日が来るのか?無理じゃね?という気もしますが、これが私の谷崎さんに対する誠意ではないかと思います。

そうと心を定めた私は、谷崎さんにお電話をし、今の気持ちを、正直にお話しました。私の思いを電話越しで真剣に聞いてくださった谷崎さんは、少し控えめに笑いながら、こうおっしゃいました。

「ふみよさん、ほんっといい人っすね。普通なら、例え好きでなくてもチャンスだと思ったら、OKする人がほとんどだと思いますよ」
「でも俺の告白を、嫌だとは思わず、チャンスだって思ってくれたんすよね?それ嬉しいっすよ。アリってことですよね?」
「ふみよさんには家族のことで迷惑かけたんで、ぶっちゃけソッコー断られると思ってましたし。まさか、チャンスと思ってもらえるとは、思いませんでした」

そして、谷崎さんは最後にこうおっしゃいました。

「付き合ってから、恋愛になる形もありますよ。あまり難しく考えず、気楽な感じで考えてもらえませんか」

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