2016年12月19日月曜日

お母さんは心配症。谷崎さん その14。


花を咲かすことすらできなかったデブス歴36年を思うと、谷崎さんのお母様に「これからも息子を宜しくね」と託された言葉を、跳ね返すことができませんでした。

当初婚活アドバイザーの遠藤さんに、チクリ魔上等的な強気の姿勢で「ちょっと〜谷崎さんが母親と同伴キメてきたんですけど、一体どういったご指導なさってるんですか?」といった苦言を呈する電話をしようと思っていましたが、断る決意の上に沸いたやましい下心が後ろめたくなり、終始私は電話口で「谷崎さんはとても素敵な方だと感じました…」と恐縮していました。

「谷崎様が、「本日はふみよさんに大変失礼なことをしてしまった。知らなかったとはいえ、母が同席する形となってしまい、本当に申し訳ない。どうかそう伝えて頂けないか」とおっしゃっておりました」
「いえ…」
「ふみよ様、大変失礼を致しました。たまに会員様のご両親の中に、勝手に会場に来てしまう親御様がいらっしゃいまして…。もちろんこちらも、ご両親の同席はご遠慮願いたいと申しておりますが、それでも来てしまう方もおりまして…。谷崎さんには、きちんとこの件についてお話し致しますので。本当に申し訳ございません」

「ところで本日はいかがだったでしょうか…。谷崎さんがまたぜひふみよ様にお会いしたいとおっしゃっていますが…」と遠藤さんは控えめにそうおっしゃいました。職業柄遠藤さんは、「面談に母親同伴させた男の末路」というものを理解しているからか、山路さんの時のように、私に谷崎さんをプッシュすることはありませんでした。

ですので、「もう一度お会いして、それから考えたい」と述べた私に、「それは…本当ですか?」と驚きを隠せない様子でしたし、私も私で「遠藤さんの反応を見るからに、もしかしたら私は、地獄の門を叩いてしまったのかもしれない…」と武者震いのようなものは感じていました。

こうして私は、最後の最後で溢れてしまった己の下心と、36歳渇いたデブスの虚しい叫びによって、谷崎さんルートを選択しました。谷崎さんが、何を思って再び私に挑むおつもりなのかはわかりません。根底では私も、色々な思いがあり、中でもいい歳した息子のイベントにジョインしてくるお母様にドン引きした次第ですので、おそらく谷崎さんもきっと、私に対して何らかの懸念を持っているはずです。

でも私は、既に花盛りの炎が消えた、36歳。個人差はありますので一概には言えませんが、あくまで私は、日に日にバージンロードが遠のいている身です。

どんな理由があるにせよ、谷崎さんは、背脂と炭水化物を食らえばとりあえず覚醒するようなデブスに、もう一度会いたいと望んで下さったのです。例えそれが、お母様の御方針を汲み取ったから会うことにした、という理由でも、ふみよルートに足を踏み入れて下さったのです。

自分の決断が、今後どう形を成していくのかはわかりません。しかしもう一度谷崎さんに会うと決めた以上、全力で励もうと気合を入れ直しました。

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